だいえんだんは二度死ぬ

東京在住のサラリーマン(@sasakill)と岩手在住のサラリーマン(@bicco)による宅録・シンガーソングライター・デュオ「だいえんだん」のブログ。

クローゼットの整理をしていて、いいかげんMDも棄てようかなと思ってケースを開けてみたら、こんなのが出てきました。


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FM岩手のラジオ番組「楽音百貨店」2001年1月17日放送回の録音。だいえんだんがゲストで出演した回のもの。物持ちが良すぎるぞ、自分。

しかし聞く勇気はないので、まだもう少し寝かせておこうと思います。

だいえんだん 逆襲

はじめのうちは、昔の音源をあげるつもりはなくて、もしあげるなら作り直してからと思っていたんですが、まあそんな真面目にやらなくてもいっかー、という気分になってきました。

また、当時の友達が手伝ってくれた作品に関しては、今になって作り直すのがほぼ不可能だし、音が悪かろうがそれはそれ、あえて当時のまんま公開します。




黄金律

作詞:海老子川優
作曲・編曲:@bicco
歌:@sasakill

蓮の畑を散歩した僕は 新しい部屋の透視図をめくる
銀色の空を 仰ぐ蜻蛉を 鏡の裏に招き
踊る娼婦は海豚の手を導く
知っているのは にらぐ森の向こう 明後日の風向き

鳥の背中を繕った筆で 逆さまに続く落書きを手繰る
蜃気楼のセロが がなる音頭も 砂漠の歌に消えた
燃ゆ翼の禿鷲は弧を描く
蒔いてゆくのは 足掻く狐狸のサイレン 満ちる陽に踏み絵を
聞いているのは 黄金律の不幸 せもてもの餞



鬼ごっこ

作詞・作曲・歌:@sasakill
編曲:@bicco / 林崎俊一郎

笑いながら土足で踏み込む
その先には左胸の火薬
遊びにいこう 単純なほうがいいよね
鬼ごっこさ つかまったら負けね
手をつないで逃げる
通り雨止むな
つかまらずに走れ もっと遠くへ

唇ならこの時のために
舌ならばその先のためにある
さあ君の鬼だ 手の鳴るほうへ
一番に僕をつかまえてよ
目をあわせて語る
もう陽が暮れていく
つかまえたら愛せ もっと奥へ

終わりがくる 体が知らせる
遊ぼうかこれで最期だから
僕の前から優しく消えてよ
かくれんぼさ 僕が鬼でいちにいさん
百数えて振り向く
もう君はいないよ
つかまえずに忘れ もうどこへも行かない


それにしても懐かしい…。この曲を手伝ってくれた友達との共同作業を思い出して、同窓会みたいな気分です。

だいえんだん - 逆光

調子に乗って、本日2曲目のアップロード。

17歳の時に作った歌を、まさか32歳になって録音するとは思ってもみませんでしたw
はっぴいえんどに影響を受けすぎた曲を、はっぴいえんどっぽくふざけて仕上げました。どうぞご笑覧ください。




逆光

作詞・作曲・歌:@sasakill
編曲:@bicco

鈍い光が差し込む窓辺
空は青すぎるしカーテンは白すぎる

君のタバコは吸う気がしない

夏の直射で僕は頭がぐらぐら
後ろ向いたらいいのだけれど

部屋の温度は外より高い
お茶はぬるすぎるし世界は静かすぎる

凶暴な音楽について考える

水の反射で僕は意識がゆらゆら
後ろ向いたらいいのだけれど

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