2012年3月31日。だいえんだんの新曲「くりかえすひかり」をここに公開します。
曲だけ作って仮歌のまま完成させられなかった作品に、今年、12年ぶりに取り組み、なんとかお聞かせできる状態になりました。12年前に「光」と呼んでいたタイトルは、「くりかえすひかり」とあらためました。
この歌は、悲しみを乗り越えて新しい命を迎えられることになった幾人かの友人たち夫婦を想って作りました。おめでとう、お幸せに!
くりかえすひかり
作詞・作曲・歌 : @sasakill
編曲 : @bicco / @shake246
涙に暮れたとき思い出してほしい
幾千の夜明けに繰り返す光を
川の向こう岸を歩く影が伸びる
空の星は冴えて凍る
また今日も震える夜がくる
誰にも慰められない傷がある
梅が香かおる町は桃色
寿ぐ木々の唄
十月十日の日々より永く
ふたりで君を想う
山の小径に立つ大銀杏が枯れる
森の熊は飢えて眠る
ひたひたと冷たい冬がくる
誰にも温められない闇がある
梅が香かおる町は桃色
寿ぐ木々の唄
十月十日の日々より永く
ふたりで君を待つ
溶け落つ雪に草木がのぞく
過ぎ去る日々の色
夜の深さも 冬の長さも
やがて尽き春になる
繰り返す光よ涙を干せ
Special Thanks
・この曲を最初に演奏してくれたメンバー、佐伯嗣道 / 鈴木陽平 / 千葉俊哉 / 角田麻美子。
・創作の源となり、励みとなり、支えとなってくれた妻たち。